桜の開花と前後して、とても暖かい日が多くなりました。気温の上昇とともにバラの成長も活発になってきています。イングリッシュローズのグラハム・トーマスも、ちょっと見ないうちにだいぶ葉が展開しています。我が家のバラの中で一番グングン成長しています。
昨年植え替えをしていて特に根詰まりしている様子もないので、今年は植え替えをせずに剪定だけしました。今までの経験から特に問題のない時は、あえてストレスを与えるようなことはしないようにしています。状態が良い時は環境を変えない、と言う事です。剪定の様子はこちらをご覧ください。
昨年のグラハム・トーマスの成長を振り返ってみると、花数が少なかったと思います。もともとそんなに多く返り咲くことも無いのですが、特に昨年はほとんど返り咲かなかったように記憶しています。花は咲かなくてもぐんぐんシュートを伸ばすのですが、それさえも無かったように思います。
今にして思えば、それもこれも全て昨年春、開花前の4月に我が家のバラを襲ったハモグリバエの被害によるものだと思います。
初期の段階なら被害の出ている葉をちょっと切り取ってしまえば良いのですが、ちょっと見ないうちに一気に広がってしまったので葉を落とすことも出来ませんでした。結局は薬剤を使い終息したのですが、元気な葉の数が少なくなって光合成の量も少なくなってしまい、それがその後の成長に大きく影響したのだと思っています。
冬になりグラハム・トーマスも休眠し、春の訪れとともに動き始めました。ここ2週間で一気に葉が展開しています。
前年にどんなにダメージを受けていても、休眠明けの春先はみんな活発に動き始めます。昨年の成長具合を考えると、もしかしたら十分に栄養を蓄えることができていないかもしれません。こればかりは中を見るという訳にもいきませんし見たところでわかりませんので、これから開花に向けて意識的に肥料を与えなければならないと思います。鉢植えですから肥料を多く与えてもどんどん流出して行きますからそんなに神経質になることも無いと思っています。実際、規定量で与えても、我が家の環境では足りていないのではないかと常々思っているので「今年は大盤振る舞いで」とは言いませんが、いつもより施肥の間隔を短くしてみようと思っています。そして微量要素が不足しないようにハイグリーンも与える予定です。
さて、今年はどれだけの花をつけて楽しませてくれるのか。今からとても楽しみです。
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