3月も半ば以降は暖かい日が続きバラの芽が伸びてきました。軽く剪定をし後日誘引をしようと思っていたのですが、日に日に気温が高くなりあっという間に葉が展開していたので3月下旬に慌てて剪定と誘引をしました。ま、毎年恒例なのですが…。
わが家のバラの中では1.2を争うほど元気なのがこのスパニッシュ・ビューティーなのです。我が家に迎えてから年々元気になっているようで、花もどんどん大きくなっており、さらには花数も増えていて驚いています。
ただ我が家のつるバラ系は主枝の更新がうまく出来ていなくて途中からベーサルシュートが出なくなり、古い枝のままになっていて年々花数が減っているという惨憺たる状況です。ですからこのスパニッシュ・ビューティーだけは元気なシュートが毎年出ているのでうまく主枝の更新をしようと常にどの枝を残そうかと観察していました。
古い枝からもシュートがたくさん出ているので切除するのはもったいない気がするのですが、ここは来年以降のことも考えて切ることにしました。もっとも地植えの環境ならそんなことは気にする必要もないと思うのですが、我が家のつるバラは鉢植えで育てていますので、限られたスペースに限られた用土ですから元気がいいからと枝を何本も伸ばすことは良くありません。本を読んだり今までの経験からどう考えても主枝は3本が限界だと思います。
という事で昨年までメインだった枝も見比べてみると多少木質化してきているように見えるので、途中から出ている太いシュート付近で切除しました。そして昨年伸びた新しいシュートたちですが、誘引した姿を想像しながら少し間引きました。誘引しても枝同士がかぶってしまっては密集して病害虫の原因となりますからね。それでも十分な枝数が残りました。
誘引を終えて見てみると昨年よりもだいぶ低い位置に誘引しています。昨年は高い位置に誘引したおかげでスパニッシュ・ビューティーが満開の時にはかなり満足度の高い景色を作り出してくれたのですが、花後にシュートが次々と伸びてきて上空高いところでゆらゆらしてしまい、隣家に入り込んでしまったりと制御不能となってしまいました。そんなこともあって今年はあえて低めに誘引してみました。家の壁面に誘引するならば高くしても良いのですが、西日が当たり壁面はかなり高温になりバラには最悪の環境になってしまうので辞めた経緯があるのです。
そして隣家の方向に出た芽や下向きの芽を落として誘引終了です。今年はどんな景色を作り出してくれるのか今から楽しみです。
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