早咲きのつるバラ、スパニッシュ・ビューティーが開花しました。我が家に迎えてからは、それまで一番最初に咲いていたマダム・ピエール・オジェを抑えて毎年一番乗りだったのですが、今年はその座をマダム・ピエール・オジェに奪還されました。しかしその差はわずか1日です。
スパニッシュ・ビューティーとはどんなバラ?
- 系統 クライマー
- 花径 大輪
- 花形 半八重丸弁平咲き
- 香り 強香(爽やかな香り)
- 開花 一季咲き
- 花色 ピンク
- 樹高 4m
- 樹形 つる性
- 作出 1927年スペイン
- 特徴 爽やかな香りがあり波打った花弁がひらひらと風に揺らぎます。
やはり香りのあるつるバラと言うのは珍しく、さわやかな香りが楽しめます。よく伸びる枝に咲く花は俯き加減に咲きますので、アーチや窓辺など目線より高いところに誘引すると波打つ花弁が風にひらひらと揺らぐ優雅な姿が楽しめます。樹高4mとなっていますがそれは地植えの場合で、我が家のように鉢植えで育てているとだいた2.5mほどの伸びになります。しかしピエール・ドゥ・ロンサールのように枝が太くなることも無いので誘引は意外と楽にできます。
スパニッシュ・ビューティーの枝はよく伸びますが、棘も少なめでとても扱いやすく誘引も楽です。1927年に作出されいまだに愛されているつるバラです。ピエール・ドゥ・ロンサールのような豪華な花も魅力的ですが、スパニッシュ・ビューティーのように優しい色合いで主張しすぎないバラと言うのもとても魅力があります。満開になるとあたりに優しい雰囲気を作り出してくれるつるバラです。私はスパニッシュ・ビューティーとピエール・ドゥ・ロンサールのどちらが好きかと聞かれれば、迷わずスパニッシュ・ビューティーと答えます。
我が家の開花一番乗りを争う早咲き
冒頭にも書きましたが、我が家ではそれまで開花一番乗りはマダム・ピエール・オジェでした。しかし2016年よりこのスパニッシュ・ビューティーがその座を奪ってきました。それ位早咲きの品種ですのでピエール・ドゥ・ロンサールと開花時期がバッチリ合うことがありません。ピエール・ドゥ・ロンサールが満開になる頃にはスパニッシュ・ビューティーは花がそろそろ終わりますので見事な競演とまではいかないのがちょっと残念です。
今年は久しぶりに開花一番乗りをマダム・ピエール・オジェに奪還されました。しかしその差はわずか1日ですのでどちらも同じ時期に咲く早咲き品種と言う事になります。それでも毎年どちらが先に開花するのかわくわくしていました。これまではスパニッシュ・ビューティーとマダム・ピエール・オジェは別の場所に誘引していたのですが、今年は同じ壁面に誘引しているので初めての競演になります。1品種だけ咲いていても寂しいのですが、早咲きの品種が2種類同時期に咲いてくれるといきなり賑やかになるので同じ場所に誘引して良かったと思います。
これから満開になるとさぞかし素敵な景色を作り出してくれると思います。今まで別の場所にあったのでどちらが先に開花するのかといった事が気になっていたのかもしれません。同じ場所に誘引するとそんなことは気にならないのかもしれません。
コメント