デビッド・オースチン社のカタログからも落ちてしまい手に入れることは不可能と思っていたウィリアム・シェイクスピアですが、コマツガーデンさんのサイトに出ていることを読者さんに教えて頂き9月に予約したウィリアム・シェイクスピア2000の大苗が届きました。
ウィリアム・シェイクスピア2000とはどんなバラ
私のお気に入りであるウィリアム・シェイクスピア2000というバラは
- 系統 イングリッシュローズ
- 花径 大輪
- 花色 クリムゾンレッド
- 花形 ロゼット咲き
- 香り 強香(ダマスク香)
- 樹形 半横張り
- 樹高 1.2m
- 作出 2000年イギリス(デビッド・オースチン)
というようなバラです。耐病性としては黒星病にはわりとかかりやすかった記憶があり、薬剤散布が必要で「黒星病なんか関係ないよ」というバラではありません。
成長は上に大きく伸びると言うよりは、わりと横方向へ伸びるイメージです。花はクリムゾンレッドの素敵な花が房咲きになります。そして何よりその濃厚なダマスク香に癒されます。
ウィリアム・シェイクスピア2000との奇跡の再会
かつて我が家で育てていたウィリアム・シェイクスピア2000。クリムゾンレッドの豊かな花型と薄い緑のマットな葉のコントラストがとても素敵で、グラハム・トーマスとの共演が楽しみでした。そんなお気に入りのバラであるウィリアム・シェイクスピア2000を枯らしてしまい改めて買い求めようとしたところ、すでにデビッド・オースチン社のカタログからは消えており、各ショップを回っても取り扱いがありませんでした。もう二度と会えないと思うととても悲しく、ウィリアム・シェイクスピア2000の後継品種を探しましたが、なかなかこれといったバラには出会えませんでした。
そんな中、ブログの読者さんから「ウィリアム・シェイクスピア2000はコマツガーデンさんで取り扱いがあると」教えて頂き慌ててサイトを覗いてみると、予約受付中でウィリアム・シェイクスピア2000がありではないですか。驚いたのと同時にすぐに予約しました。
届いたウィリアム・シェイクスピア2000を植え替える
そのウィリアム・シェイクスピア2000が三ヶ月経ってようやく我が家にやって来ました。箱を開けてみると鉢部分がビニールの袋で覆われておりその袋取り外してみると、鉢の底の部分と鉢土の表面に濡れた新聞紙が置かれています。もちろんこれは鉢土が乾かないようにと言う事なのですが、今まで色々なナーセリーさんのオンラインショップからバラ苗を買いましたが、こんな事まできっちりとやっているところはありませんでした。ちょっとしたことなのですが、バラをとても大切にしていると言う事がわかります。
6号角鉢に植えられていて私自身がインフルエンザが治ったばかりで、風邪の症状が全く治っていなくて体調不良だったので、しばらくはこのまましておいて年が明けてから鉢増ししようと思っていたのですが、見ると鉢のスリットから根が出ていたのと、浅植えになっていたので根が見えていたこともありやむなく鉢増しすることにしました(辛いわ)。
ちょうど家に8号スリット鉢があったのでそれを利用することにしました。そこにネットを敷きバラ用の用土を入れます。使う培養土は私が愛用するバラ専用培養土です。
ある程度培養土を入れたら株を鉢から抜くのですが、たっぷりと水やりされていて水分を含んだ用土でしたから、すぽっと抜けずに根鉢が崩れてしまいました。この時点で鉢増しから植え替えに変更です。
太い根が結構多くて長かったので、少し切り詰めて8号鉢に植えました。もしかしたらいきなり10号鉢でも良かったのかもしれませんが、根に対して土が多すぎると水を吸収しきれず根腐れの原因にもなるので、前回根腐れしたのも10号鉢だったこともあり、慎重に8号鉢に植え替えました(笑)。
培養土を入れながら鉢を何度かトントンして土を落ち着かせ、最後にクリプトモスでマルチングして植え替え終了です。来年の開花で再開できるのが今からとても楽しみです。
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