クロード・モネとボレロの秋の花が開花して、我が家のメインスペースを彩ってくれました。秋の花ですから彩りも素晴らしいのですが、香りも強く周辺が幸せな香りに包まれます。
春はつるバラ達の主張の場
玄関脇のメインスペースに置いたクロード・モネとボレロが競って咲いています。このスペースにはピエール・ドゥ・ロンサール、スパニッシュ・ビューティーといったつるバラと、イングリッシュローズでありながらつるバラとして大きく育てているストロベリー・ヒルが大きなスペースを占有しています。
春のバラのシーズンにはそのバラ達が競って自己主張をして私たちの目を楽しませてくれます。しかしつるバラは一季咲きですので春の開花が終わってしまうと来年までお目にかかることが出来ません。同時に広いスペースが寂しくなってしまいます。期待のイングリッシュローズのストロベリー・ヒルですが、多花性と言う割にはそんなに多くの花をつけることがありません。恐らくまだ株が充実していないのだと思われます。そう考えると大きくしてはいけないのかもしれませんが(汗)。そんな訳でストロベリー・ヒルも春の開花後は大長い枝のあちこちでポツポツと咲くくらいです。特に夏以降は花をつける様子もなく、秋になってもまったく花をつけません。昨年もそんな感じでも伸びたベーサルシュートの先に花をつけたのですが、今年はベーサルシュートも伸びずに沈黙を守っています。
夏はクレマチスとクロード・モネとボレロ
そんな寂しくなったメインスペースですが、夏の寂しさ対策として今年配置したクレマチスのハーグレイ・ハイブリッドとマダム・ジュリア・コレボンが補ってくれていました。どちらも2度花をつけてくれましたから、夏の暑くてバラもお休みしている時でも華やかさを保つことが出来ました。そしてクレマチスと一緒にメインスペースを飾ってくれたのがクロード・モネとボレロだったのです。
どちらもブッシュタイプのバラですから大きくなることも無く花をつけてくれると言う事で期待していましたが、ここまで繰り返し花を咲かせてくれるとは思ってもいませんでした。「これならシュラブではなくてブッシュ系のバラを揃えるんだった」と後悔させられるほどの花付きです。大きくならない分、そのエネルギーは全て花に向けられている感じです。
よくブッシュタイプのバラは夏剪定を推奨されますが、敢えて開花時期をそろえる必要もないと思いましたので夏剪定をしませんでした。夏剪定をして開花時期を揃えれば一斉に開花して素敵なのかもしれませんが、開花時期がずれてくれた方が長く花を楽しめますし、その方が自然だと思うので夏剪定をしなかったのです。春以降の開花を見てもクロード・モネとボレロは開花が少しずれていましたから尚更です。
秋はクロード・モネとボレロの共演
そしてどちらも強香のバラですからあたりに素敵な香りをまき散らしてくれます。秋のバラは特に香りも強く、春に感じなかった香りを感じることが出来ます。正直なところ秋になるまで、ボレロの香りにピンときていませんでしたが、秋になり一段と香りが強くなったので「ボレロってこんな香りだったんだ」と認識することが出来ました。やはりバラはビジュアルの美しさも大切ですが、香りも重要です(個人の感想です)。あたり一面にバラの香りが漂っているととても幸せな気分になります。
そんな訳でこれからもまだ繰り返し咲き続けてくれるであろうクロード・モネとボレロ。この先いつまで楽しませてくれるのかとても楽しみです。
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