我が家にはバックアップ用に挿し木をしたマダム・イザーク・ペレールの苗が3つあります。運良く3つとも根付いたのですが、成長は今ひとつでした。何故3つもバックアップ用の挿し木苗があるのかと言うと、1号が謎の成長不良に陥り、枯れてしまうのではないかと思い挿したのが偶然根付いたのです。どれくらい素敵なバラかというのははこちらの記事をご覧ください。
ネキリムシにやられたマダム・イザーク・ペレール3号
そのうちの2号は大きくなり既に独り立ちをしていて8号鉢で毎年花を咲かせてくれています。残りの3号と4号があるのですが、どちらも4号鉢に植えてあります。先日片付けをしているときに剪定したヒバの枝が3号の枝に引っかかって棚から落下しました。プラ鉢もかなり劣化していたようで落下した衝撃で割れてしまったのです。そんな訳で植え替えをしようと思い、鉢からから苗を抜こうと引っ張ったところ、ブチッという音とともに根が切れてしまいました。用土もかなり硬くなっていたのですが、それでもそんなに力を入れたわけではなく、このくらいで抜けるかな?と、様子を見ながら引っ張ったのです。
しかし普通に根があれば根が用土を抱えているわけですか、らちょっと引っ張ったくらいで根は切れません。むしろ根鉢ごと鉢から抜けるはずです。しかし根の先の方が切れたのならまだしも、根が全くなくなってしまったのです。
残った根を取り出そうとした時、土の中にネキリムシが見えました。随分とご立派なネキリムシです。そう、つまりは鉢の中にネキリムシがいて根を食べていたのです。そういうことだったのかと思ってしげしげと眺めてみると、3号は4号と比べて葉が全くありません。つまりネキリムシに根を食べられ、元気をなくし葉を全て落としていたのです。そんな訳で根が全くなくなってしまったものですから、残念ですがマダム・イザーク・ペレール3号は処分しました。
順調に育つマダム・イザーク・ペレール4号の植え替え
もしかしてマダム・イザーク・ペレール4号にもネキリムシがいたら大変と思い、急遽マダム・イザーク・ペレール4号の根を確認して植え替えることにしました。4号鉢から抜いてみるとマダム・イザーク・ペレール3号と違い、見事に根鉢ごと抜けました。そして土を落としてみましたがネキリムシはいません。それどころ細かい根がたくさん出ていて鉢いっぱいに根が広がっていました。とても成長は良いようです。
新しい6号鉢を用意しそこにいつもの通り「鉢バラのための培養土」を入れます。この「鉢バラのための培養土」は使用している赤玉土が「極小粒(スタンダード配合)」と「荒めの小粒(乾きのよい配合)」の2種類あります。今回は「荒めの小粒」を使用しました。
そして苗を置いて高さを調整し鉢バラのための培養土を入れ、最後に手で土をギュッと押し込んで固定します。そして鉢土の表面に寒さ対策としてクリプトモスを敷き詰めて植え替え終了です。
今までより一回り大きな鉢に植え替えました。まだマダム・イザーク・ペレール自体も休眠していないので、休眠するまでに根付いてくれれば来春には良いスタートがきれて飛躍的に成長してくれると思います。
マダム・イザーク・ペレールは豪華で存在感のある私の大好きなバラですので、できればたくさんのマダム・イザーク・ペレールの花で庭を飾りたいと思っています。
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