マダム・イザーク・ペレールを植え替えました

気難しい貴婦人

さて、今回はオールドローズのマダム・イザーク・ペレールを植え替えました。ペレールは2015年に植え替えていましたので3年ぶりの植え替えとなります。

誘引したマダム・イザーク・ペレール
それでは植え替えの手順を確認しておきましょう。

植え替えの手順

  1. 用土を準備する
  2. 棘でケガしないように予め枝を少しカットする
  3. 鉢から取り出す
  4. 根鉢を崩す
  5. 根の状態をチェックし根をカットする
  6. 鉢底炭を敷き用土を少し入れて高さを調整する
  7. 用土を入れる
  8. 隙間なく入れたらたっぷりと水を与える
  9. 枝を選定し、マルチングして終了

各項目の説明は、この前植え替えたラ・ローズ・ドゥ・モリナールの記事に出ていますのでそちらをご覧ください。

ラ・ローズ・ドゥ・モリナールの植え替え
バラの植え替えの季節がやって来ました。我が家のラ・ローズ・ドゥ・モリナールの植え替えたのですが、この時期寒いので手順と段取りが重要です。

そして用土類はラ・ローズ・ドゥ・モリナールの植え替えと同じものを使用しました。

鉢バラのための培養土

何度も登場しています私のお勧めする培養土です。小粒の壊れにくい硬質赤玉土を使用しています。
鉢バラのための培養土 18L/3袋セット バラの土【バラ 培養土】[薔薇の土 培養土]【花 培養土】

バイオゴールド大地肥

昨年、モニターに当選しました。メインのピエール・ドゥ・ロンサールの植え替えに使用しましたが、まだまだ余っていますので他のバラの植え替えにも積極的に使用しています。鉢バラのための培養土に約30%混ぜて使用しています。
バイオゴールドクラシック熟成 大地肥

鉢底炭

鉢底石のかわりに使用します。軽いだけではなく多孔質なので微生物も住み着きやすくなり、さらに水も浄化します。
創和リサイクル 鉢底炭 12L

クリプトモス

植え替え後、用土の表面に杉の皮から生まれたクリプトモスを多めに敷き詰めれば害虫対策と防寒対策になります。
杉の樹皮から生まれた天然の培養資材【クリプトモス】 20L〔バラ マルチング〕

マダム・イザーク・ペレールという花

このマダム・イザーク・ペレールというバラはオールドローズの中でもブルボンローズに分類されます。その豪華な姿、紫がかった濃いピンクの色合い、フルーツの香りも感じられるダマスクの香り。全てにおいてレベルが高くまるで貴婦人という言葉がピッタリです。もちろん我が家のバラの中で私が一番好きなバラです。

誘引で機嫌を損ねる

そんなマダム・イザーク・ペレールですが、2015年の2月中旬に植え替えました。そしてトレリスにS字状に誘引したのですが成長が今ひとつです。芽の出方も少なく元気がないですし、なにより5月に入っても蕾が上がりません。南向きの日当たりの良い場所に置いているにもかかわらず、です。まだ5月ですから水切れもしていません。そんな状態でしてので、諦めて誘引を解き向かいの塀際に移動して放置しました。

誘引からの解放と成長

しばらくして見るとどうでしょう。新芽が次々と出ています。明らかに元気になった感じです。誘引したためにヘソを曲げてしまっていたのでしょうか?どやら拘束されるのは好まないようです。結局6月に咲いたのですか、花は2個だけでした。そのままその場所が定位置となり、2016年は5個、2017年は8個咲きました。少しずつですが花は増えています。花が終わり7月になると待望のベーサルシュートが出てきました。私の不注意で途中で折ってしまったのですが、そこからまたシュートが出てきましてので最終的には2m弱ほどの長さになりました。それとは別に古い枝の下の方からもシュートが出ました。

さて植え替えです

いよいよ植え替えです。鉢から抜いて見ると、根は充実しているとは言えませんでした。他の元気なバラの根に比べると明らかに少ないです。しかも土が非常に固いです。このマダム・イザーク・ペレールに関しては、用土が良くなかったのかなという気がします。団粒構造という感じはしません。どちらかと言うとピエール・ドゥ・ロンサールの土と同じ感じがしました。ピエールも元気ないですからね。鉢底炭を入れて、大地肥を入れた新しい用土に植え替えました。しかし今年はまだどういう姿に仕立てるかイメージ出来ていないので、ざっくり剪定して放置しました。中途半端な大きさなので絵が浮かんでこないのです。後日、改めて剪定・誘引したいと思います。さて、今回の用土は大地肥をブレンドしたスペシャルな物なので、きっとグングン成長してくれると思います。

やっぱり

そう考えるとやはり土って大事なんだなと改めて思います。土の良し悪しが全てではありませんが、微生物がいないから団粒構造が維持されず、また、バラも成長しないのだと思います。まずは微生物が住みやすい環境を整える事を考えた方が良いのかもしれません。

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