大きくならないクレマチス
クレマチス・フォステリー(オセアニア)系のムーンビームが咲きました。昨年秋に我が家に来たのですが、新しい用土に早く慣れてもらいたかったのですぐに植え替えました。
鉢植え向きのクレマチス
ムーンビームとはどういう花かと言いますと
- 系 統:フォステリー系(オセアニア系)
- 原産地:ニュージーランド
- 開 花:3~4月
- 花 径:約3cm
- 花 色:クリーム色がかった白で、少し緑色が入る感じ
- 花 形:星形
- 特 徴:常緑性で株にびっしりと花をつける
ムーンビームは花後につるが伸びるのですが、クレマチスでありながらつるはあまり伸びません。まさに鉢植え向きのクレマチスです。そしてそのつるに翌年たくさんの小さな花をつけるのですが、星形の小さくて可憐な花が株をびっしりと埋め尽くします。そして葉はまるでパセリのような感じでしかも常緑性ですので枯れません。花が終わった後も緑の葉を楽しめるのです。我が家に届いた株を見た感じですと、つるは伸びない代わりにたくさんのつるが出るのではないかと思います。すでにつるは伸び始めていますが、株元からも伸びています。パセリのような葉がワサワサしています。
フォステリー(オセアニア)系
フォステリー(オセアニア)系のクレマチスはニュージーランド原産で、今年伸びたつるに翌年花をびっしりと付けます。ですから剪定は弱剪定が基本です。花が終わってから夏までの間につるが伸びますので、花が終わったら花径の下で剪定します。するとしばらくして脇芽が伸びてきます。それを伸ばして来年の開花枝とします。そして何と言ってもフォステリー(オセアニア)系は根が細いので過湿と乾燥に注意しなくてはいけません。花が終わったら雨の当たらない軒下に鉢を移動します。そしてさらに真夏は午前中日が当たり、午後は日陰になる雨の当たらない場所に移動させます。そんな都合の良い場所は我が家にはありませんので、梅雨時は軒下に鉢を移動し、夏になったら家の東側に移動しようと思います。
出会い
フォステリー系クレマチスのムーンビームとの出会いは、昨年玄関脇のスペースを飾るクレマチスを探している時に偶然目に留まりました。スタンドに乗せた鉢からつるがたくさん枝垂れ、びっしりと小さな花が株を覆いつくす姿にやられました。是非ともこのクレマチスを玄関に飾りたいと。そんな訳で気が付いたら目的のクレマチスに辿り着く前にカートに入れていました。クレマチスでありながら4月に花を楽しめるのですよ。バラが開花すると我が家の狭い庭も賑やかになるのですが、その前にこのフォステリー系のムーンビームとモンタナ系のルーベンスが咲いて花の季節のスタートを告げるのです。
仕立て方
ムーンビームの仕立て方ですが、小さな花をたくさん咲かせるので、鉢からつるを枝垂れさせるのが良いようですが、どういう仕立てにしようかと思案中です。今考えているのは
- ローズバルーンを立ててそこに誘引する
- 何もせずただ伸びるに任せて枝垂れさせる
という方法です。イメージとしてはローズバルーンに誘引して上にボリュームを出してから枝垂れさせるのが良いのではないかと思っています。しかし一年でムーンビームのつるがどのくらい伸びて何本くらいになるのかが全くわかりません。とりあえず支柱を立てて簡易的な行燈仕立てにして様子を見ることにしましょう。ムーンビームのつるはあまり伸びないということなので、後で変更も簡単にできると思いますから。
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