5月6日に香りのバラ、ラ・ローズ・ドゥ・モリナールが咲きました。
このラ・ローズ・ドゥ・モリナールの一番の特徴は、モリナールという名前でわかる通りその強くて甘い素敵な香りです。しかも割と大きめのシュラブでたくさん花をつける(らしい)ので、香り好きにはたまらないバラです。
デルバール社のバラですから、とても強健で黒星病にも強くてほとんどかかりません。過去に手入れが悪くて黒星病にかかり葉を落としてしまった事があるのですが、そんなことはお構いなしに芽を出してグングン成長してくれました。ほとんど手のかからない優秀なバラですから、私のようにズボラでなおかつ減農薬の人間にはピッタリなバラです。
ただ、全く手のかからないバラという事でさらに手をかけなくなって放置状態になるという悪循環に陥れば、やはり元気はなくなってしまいます。それでも花をつけてくれるのですよね。本当に優秀なバラです。
わりと多くのシュートを発生してくれますから大きくなりますし、花をたくさんつけてくれますが、枝は少し硬めなので誘引は苦労するかもしれません。ある程度長くなれば良いのですが、中途半端な状態では曲げるのに苦労します。
さらに結構しっかりとした棘がありますので、枝は硬いですから気を付けないと大変な目にあいます。私は夏は半袖で株の中に手を突っ込んでいくスタイルなので(笑)、モリナール相手に作業した後は大変です。
手のひらや手の甲にとげが刺さると痛いのですが、なぜか腕にとげが引っ掛かったりしてもあまり気が付かないのです。夜、お風呂に入った時にお湯がしみてその被害の大きさに気が付くタイプなので、作業した翌日は会社で「猫にやられたんですか?」と言われるくらいの傷がつきます。なので最近は肘まである革の手袋をして作業をしています。
とにかく強健で手がかからず、そのわりに大きくなる香りのよいバラですのでおススメです。
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