昨年の我が家のMVPのラ・ローズ・ドゥ・モリナール。当然今年も昨年以上の活躍を期待していました。毎月開花するのは当然として、今年は昨年より花数を増やし出来るだけ多くの綺麗な花を見たいと思っていました。もちろん、めったに見せることのない綺麗な花は天気や気温などの条件にかなり左右されますので私がどうすることもできないので運に任せるだけですが。
春の開花以降沈黙を続けるラ・ローズ・ドゥ・モリナール
春の開花以降いちど返り咲いただけでその後全く花をつけません。それどころか新しい芽がそんなに出るわけでもなく、なんとなく元気がない感じです。特に今年の夏は暑かったのでなおさらかもしれませんがずっと沈黙を続けています。そして夏場には葉に病気の症状のようなものが出たのですが、何の病気なのか特定することができませんでした。
夏場は毎日暑い日が続いたにもかかわらず、水やりをした翌日もまだ十分に土が乾いていませんでした。それでも毎朝水やりすべきか迷ってたのですが、水切れしてもいけないので水やりをし、そのせいで根腐れ?とも思いました。昨年なら夏場水やりしても翌日にはすっかり乾いていたのですから、これは何かしらの障害が出ているのだろうと思ったものの何が原因なのかわかりませんでした。こればかりは鉢の中で起きていることなので株を鉢から抜いてみないことにはわかりません。もしかしたらネキリムシにやられているのではないいかという事も頭をよぎりました。
そしていちど鉢から抜いて調べてみるつもりだったのですが、少し涼しくなってきた途端に新芽があちこちから出てきました。春の開花以降新しい芽が出ることもそんなになくシュートが伸びることもありませんでしたので、この新しい赤い芽が出てきた事は非常に喜ばしいことです。原因はわかりませんがもしかしたら不調を脱したのかもしれません。
ラ・ローズ・ドゥ・モリナールの不調は植え替えが原因?
不調の原因をいろいろ考えてみたのですが、病気以外で考えられることが1つあります。それは今年の1月初めの植え替えです。
今回の植え替えはラ・ローズ・ドゥ・モリナールにとって4年ぶりの植え替えとなりました。それまで3年間は植え替えなかったのですが、昨年は特に花がたくさん途切れることなく咲き続けました。それは使用していた用土を含めた鉢内環境が非常に良かったからだと思います。その証拠に植え替えようとして鉢から抜いて根鉢を崩そうとした時に、簡単に用土がポロポロと崩れました。3年間植え替えていなかったにもかかわらず、赤玉土が潰れることなく土の団粒構造が保たれていたのです。ですから植え替えをしなくても鉢の中の環境は非常に良かったのだと思います。
ラ・ローズ・ドゥ・モリナールを我が家に迎えてからの記録を見てみたのですが、2012年に迎え2013年1月に半分土を替えましたがその年は花数が増えました。そして2014年に完全に植え替えたのですが、その年は花数が少なく不調でした。その後植え替えはせず2015年は花数が増え元気になり、2016年には花数が増えると同時にベーサルシュートも出たと記録がありました。そして2017年は我が家のMVPを獲得するほど咲き続けました。
他のバラもそうなのですが、私も薄々気づいていました。植え替えた年は花付きが良くない、と言う事実に。ただそれはオールドローズであったりして気難しいから仕方ないのかなと思っていましたが、ラ・ローズ・ドゥ・モリナールのように生育旺盛なモダンローズでさえも花付きが悪くなるのです。今回ブログに書くので改めて過去の記録を見返してみて、やはり植え替えた年は花付きが良くないという事実を確認することが出来ました。と言う事でバラの植え替えについては後日改めて記事にしたいと思います。
とりあえず今年は花よりも今出た芽がのびて株が元気になってくれることを期待しようと思います。
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