先日台風20号の強風で折れたリコリス・スプレンゲリがやっと開花しました。
折れたリコリス・スプレンゲリの再生
正確には台風20号の強風でクレマチスルーベンスの鉢が倒れ、巻き込まれたリコリス・スプレンゲリの花茎が折れてしまったのです。
昨年写真で見た姿に一目惚れし、今年葉が伸びている状態の球根を購入して植え替えたのですが、6球植えたうちの1球しか花茎が伸びなかっただけに折れた姿を見た時はとてもショックで絶句してしまいました。往生際が悪く諦めきれなかったので、なんとか水分が届くように折れた部分をセロテープで巻いて復活させようと試みました。折れてしまったのですから今年は花と対面することは出来ないかもしれません。でもテープを巻いて咲いたらラッキーだと思いダメ元でやってみたのです。
とにかく水やりを心がけ観察していました。その日の夕方花は俯いていましたが、あの暑さを考えたら枯れていてもおかしくありません。しかし少し萎れ気味程度だったので、なんとか水分は上まで届いていると確信しました。
翌朝も状態は変わりません。その間になんとかリコリス・スプレンゲリが自力で折れた部分を再生してくれることを祈りました。多分大丈夫だろうとは思ったのですが、また猛暑がぶり返してきたので油断できません。
リコリス・スプレンゲリとの対面
そして翌日には3つある蕾のうち一番大きな蕾が少し開いたのです。対面することができたリコリス・スプレンゲリの花、それはそれは美しい花でした。球根も若いのでしょう、花は大きくありません。しかし濃いピンク色に紺色を帯びた花弁の先のコントラストが素敵です。
2つ目の花は最初の花ほど強く紺色が出てはいないのですが、花弁の先がほんのりと紺色を帯びたようになるグラデーションがこの花の色合いに深みを与えてくれます。
今回は花弁の先が紺色でしたが青色になることもあるようですし、紺色の出方も花によって違うところが絞りのバラと一緒で魅力的です。蕾がつけば今度はどんな色合いなのかとワクワクしてしまいます。来年はもっと多くの花が咲いてくれるように葉が出てくるこれからが勝負です。
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