Jayco社のガーデニンググローブ

私が愛用しているガーデニンググローブを紹介します。Jayco社のロンググローブです。英国Jayco社はガーデニンググローブのトップメーカーであり、このGold Leafは英国王立園芸協会認定のグローブです。

ロンググローブのパッケージ

傷防止のためにガーデニンググローブ

元々私は冬以外はバラの作業をするのに手袋はあまりしませんでした。そして水やりが終わった後バラをじっくりと観察している時に、枯れた葉をとったりする時でも手袋をしないで平気で手を枝の中に突っ込んでいました。

バラとの格闘を物語るミミズ腫れ

そうすると当然棘が刺さる訳ですが、さすがに棘が指先に刺さるとかなり痛くてダメージも大きいのでそこは十分に注意するのですが、腕を棘に引っ掛けてしまうことはあまり気にしません。もちろん痛いのですが、ほんの一瞬だけ痛いのであまり気にならないのです。そして夜、風呂に入った時にお湯がしみてあまりの痛さでよく見てみると、腕にはバラとの格闘を物語る物凄い数のミミズ腫れが出来ていて驚くのです。まさに傷だらけと言う表現がぴったりなくらいの数です。当然翌日会社では「いったいどうしたんですか?」「猫に引っかかれたんですか?」と周りの人がびっくりするほどです。

本革製のロンググローブタフタッチ

本人はあまり気にしていないのですが、あまりにも見た目が悪いのでバラの世話をする時はちゃんと手袋をすることにしました。でも夏は暑いですし、ゴムや化繊を使っている長い手袋では汗をかいた時に気持ち悪くなるので困っていました。できれば革のロンググローブはないものか探していました。そんな時に偶然見つけたのがこのJayco社のロンググローブタフタッチだったのです。ネットで見ても常に品切れしていて再入荷待ちと言うようなこともあったのですが、私が買おうと思ったときはちょうど入荷した後だったようでラッキーでした。

Jayco社のロンググローブ

ロンググローブタフタッチを購入

このロンググローブタフタッチは非常に柔らかく手に馴染みやすい本革を使用しており、黄色い手の部分は鹿革を使用しているのでとてもしなやかで指先まで動かせる柔軟性があります。そして手首から肘あたりまでカバーする黒い長めの袖口は丈夫な牛革を使用しています。

使い込むほど手に馴染む本革製

私は革製品愛好家ですが、革製品の良さはなんといっても使うほどに手に馴染むということです。自分の手にぴったりと合った形になるのでとても使いやすくなるのです。本革の手袋を一度使用してしまうともう他の化繊手袋は使えなくなります。本革は保温性もありますし、吸湿性にも優れているので夏でも使えます。しなやかな天然素材ですからつけ心地も最高ですし、やはり革製の作業用手袋に勝るものはありません。
ロンググローブ装着
届いて手を入れてみると、黄色い鹿革部分が非常に柔らかくて指を動かしやすくフィーリングもばっちりです。もちろん男性用を買ったのですが、掌まわりは良いのですが私は手の指が短いので指先が余ってしまい、もしかしたら女性用でも良かったかもしれません。女性用だと掌まわりがきついかもしれませんが、本革ですから使っているうちに伸びますし指の長さはちょうど良いかもしれません。やはり本革の良さっていうのは革が伸びて自分の手に合った形になると言う事ですよね。

作業してみた感想

そしてさっそくこのロンググローブをつけてバラの作業をしてみました。指先が余るのはどの手袋をしても余るので慣れていますから問題ありません。しなやかで柔らかい鹿革ですから、手袋をしたまま剪定鋏を使っても違和感がありません。そして枝の中に手を突っ込んでも黒い牛革が私の腕を守ってくれます。
ロンググローブは初めて使ったのですが、バラの作業をしていると意外と洋服の手首より上の部分に棘が引っかかるんですよね。それを外したりするのが煩わしかったりするのですが、このロンググローブは袖の部分も牛革ですからあまり棘も引っ掛からないので快適です。余計なことをしなくて良いのでバラの作業だけに集中することが出来ます。

夏場は確かに暑いと思いますが、本革ですから汗を吸収してくれます。また、土をいじって汚れたとしても洗う事も出来ますから助かります。洗う場合は洗剤を使わずぬるま湯で汚れを落とし、陰干しすればよいのです。

今までは昔買った牛革手袋をボロボロになって指が出ている物を使用していた(あまり意味がない)のですが、このロンググローブタフタッチにしてからバラの作業も安全に、しかも楽しくなりました。興味のある方はどうぞ。

コメント

  1. りこ より:

    はじめまして。うつくしいホームページで素晴らしいですね。
    Jeycoのロンググローブタフタッチの記事を拝見しました。

    これはとてもよさそうと思い、義父の誕生日にプレゼントの候補に考えています。
    ステイホームで、運動ジムにも行けず、庭いじりしていると言っていたので、
    確か、バラもあったような(すごくたくさんというわけではないです)
    アーチを買ったような記憶で。

    このJeyco社の皮グローブ、短いもの、ドライタイプ?とかも出ているようですが、
    やはり長いグローブの方がおすすめでしょうか。

    宮崎で、これから暑いので、作業がどうなのかと。

    その後、Jeyco社でお気づきの点がありましたらご教示いただけたら嬉しいです!
    ありがとうございます。

    • Sicilian Blue より:

      りこさん、はじめまして。ブログご覧頂きありがとうございます。

      Jayco社のグローブですが、バラの数が多くてメインならば長い方をお勧めしますが、そうでなければ短い方で良いと思います。と言うのはバラは棘が多いですから気が付くと肘まで傷だらけになるので、バラ作業が中心ならば長い方が棘予防になります。ですが長いと当然暑いので汗びっしょりになりますから、バラがメインでなければ短い方が使いやすいと思います。

      長い方の手首より先の黄色い部分の革はたしか羊革で、とても柔らかくてしなやかですので作業しやすいと思います。手首側の黒い部分は牛革ですのでかなりしっかりしています。革ですけど汚れたら洗うことも出来ますし、手入れすれば長く使えると思います。

      お義父様にプレゼントされるなんて素敵ですね。男って結構道具にこだわりますし、ましてやプレゼントでもらったらそれこそ嬉しいでしょうから、庭作業も今まで以上に楽しくなると思いますよ。

      稚拙な文章でお恥ずかしい限りですが、これからもブログを読んで頂けたらと思います。コメントありがとうございました。

      • りこ より:

        ご丁寧なご返信、解説ご教授賜りありがとうございます。
        お言葉を受けて、やはりこのグローブをプレゼントしようと決めました。
        アドバイス通り、短い方にしようと思います。
        やはり実際お使いになられてのアドバイスだと安心があります。
        むかーしむかしイギリスに留学していたとき、まだ日本にガーデニングという言葉が聞かれなかった頃、いいお宅のイギリス人紳士が、こぞって休日は、ガーデニングを嗜んでいるのを見て、カルチャーショックでした。言葉も知らなくて驚きました。それまでは、日本で職人でない庭いじりというと、ちょっと地味な印象を持っていましたが、英国紳士たちはゴルフやテニスをするように服装などもとってもオシャレで、ファッショナブルに自宅庭にいてすごく素敵だなと思いました。
        日本のお父さんたちは、休日は疲れて寝ている、カッコいいとされている男性は家にいないというイメージがありましたのでそのギャップも感じました。
        またイギリスにはフォーティカルチュラルセラピーというのがあるのも知り、こちらも今ではもう知られている園芸療法です。
        今は日本でも一般的になってきたなあと思っています。
        本当にありがとうございました!
        これからもステキなブログを更新してください。

        • Sicilian Blue より:

          コメントありがとうございます。参考になったようでうれしいです。

          イギリスに留学されてたなんて素敵ですね。詳しいことはわかりませんが、イギリスは園芸が文化として根付いているようなイメージがあります。ヨーロッパは街全体に花があふれていて、歴史的建造物もそうですが景観(美)に対する意識が高いように思います。そんな文化にじかに触れる事が出来たなんて羨ましいです。

          なんせ狭い庭なので写真を撮ると映ってほしくないものまで映ってしまい、他の方のような素敵な写真が載せられないのが一番の悩みですが、地道に頑張っていこうと思います。よろしかったらまた見に来てくださいね。ありがとうございました。

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