イングリッシュローズを代表するバラ
イングリッシュローズの二代目アブラハムダービーが咲きました。実は早くに蕾がついていたのですが不注意で折ってしまい今になってしまいました。
蕾を発見した時に、ステムにチュウレンジハバチの産卵跡を発見しました。孵化する前に取り除こうとほじくっていたら折れてしまったんです。その時は一個しか蕾がなく「あれ?」と思ったのですが、今回10個ほど蕾がつきました。昨年はまだ小さくて花も少ししか咲かなかったのですが今年は大きくなってくれそうです。
強いフルーツ香
花は大輪で綺麗に整った花姿です。色は一言では言い表せません。基本的にはアプリコットから咲き進むにつれピンクになるのだと思いますが、咲き始めがサーモンピンクだったりピンクだったりオレンジっぽかったり様々な色が現れます。とても暖かみのある色が株全体に広がります。
そして何と言っても強烈なフルーツ香です。強香と言われるバラも所有していますがこれはその中でも特に強く香ります。超強香と言えば良いのでしょうか。爽やかなフルーツの香りが辺り一面に漂います。初めてこの香りを体験した時の衝撃も相当なものでした。美味しそうだし。
病気に強い
イングリッシュローズにしては珍しくモダンローズ同士の交配で生まれた品種とのことで病気に強く、環境の悪いところでも育ちます。初代は私がバラを鉢植えで育て始めた時最初に買った苗で、我が家の南側の塀に沿って誘引しました。当然早朝と真夏の真上からしか日が当たりません。それでも大輪の花を咲かせました。花数もそこそこありました。日当たりが良ければもっとたくさん咲いたんだと思います。そして特に病気になることもなく大きくなって花をつけてくれました。ただ、なぜか出てくるシュートが全て横に出ます。よそ様のを写真で見ると皆んな元気よくお日様に向かって伸びているのですが我が家のは横へ横へと伸びていきます。そして大輪の花ですから当然下を向いてしまいます。ですので無理に上に誘引するか支柱を立てて巻きつけるかしかありませんでした。
そんなアブラハムダービーですが何が良くなかったのか数年前から急に花数が減りました。春でも数輪しか咲きません。そして年々花数が減っていきます。強剪定しても変わりません。このままでは咲かなくなるのかな、との思いから挿し木で二代目を育ててきました。やっと今年から二代目の出番となりました。まだまだ小さいですが、元気よく天に向かって伸びています。どんな姿になるのかとても楽しみです。