ビチセラ系のクレマチスのマダムジュリアコレボンが咲きました。
マダム・ジュリア・コレボンとは
このマダム・ジュリア・コレボンというクレマチスも昨年の11月に我が家に迎えたのですが、その経緯につきましては先日書いたハーグレイハイブリッドの記事に書いてありますのでそちらをご覧ください。
ビチセラ系クレマチスとは
ビチセラ系のクレマチスは南ヨーロッパからアジア南西部にかけて自生するビチセラを中心に改良された系統です。今年伸びた枝の節々に、下の方から小輪~中輪の花をたくさん付けます。開花期間も5月下旬~10月と長く、比較的暑さにも強いので丈夫で育てやすい種類です。毎年冬に地際から2〜3節を残して剪定するとそこから新しいつるが伸び、たくさんの花を咲かせて素晴らしい景色を作ってくれます。そして一番花が終わった後に今年伸びたツルを下から3節ほど残して切るとしばらくして二番花が咲くようになります。
マダム・ジュリア・コレボンとは
マダム・ジュリア・コレボンの基本データは
- 系 統 ビチセラ系
- 咲き方 新枝咲き
- 開花期 5月〜10月
- 花 径 6〜10cm
- 樹 高 2.5〜3m
- 花 色 花はワインレッド色で花芯は黄色
- 剪 定 冬に強剪定
となります。
マダム・ジュリア・コレボンの特徴
そんなマダム・ジュリア・コレボンの特徴は
- 花弁は4〜6枚で咲き進むと花弁の先端が反り返る
- 花弁はワインレッドで花芯が黄色のコントラストが美しい
- 生育旺盛で多花性
- 花もちも良くバラより長く楽しめる
このマダム・ジュリア・コレボンの花は、細長いワインレッドの花弁が4~6枚ついていて花芯が黄色という組み合わせですが、そのはっきりとした色のコントラストが大変美しいクレマチスです。そして枝の下の方から花をつけるのですが、生育旺盛で多花性ですのでたくさん花をつけます。さらにマダム・ジュリア・コレボンは花もちも良く、バラよりも長く花を楽しむことが出来るのです。花もちが良いと言う事は花の咲いている期間が長い訳ですから、色々なバラとコラボレーションすることが出来ると言う事でもあります。
マダム・ジュリア・コレボンとバラの共演
我が家のメインスペースである玄関脇の壁面ですが、つるバラが終わってしまうと花が少なくなり何とも寂しくなってしまいます。もちろんバラはあるのですが、全体とすれば葉の部分が多くなってしまいます。それを解消するためにクレマチスを配置したのですが、当然ながらバラとクレマチスの共演というロザリアンなら誰でも憧れる風景を作ることも考えていました。そのためにはクレマチスに春から勢いよく成長のスタートをきってもらわなければなりません。
早めの植え替え
昨年11月の終わりに我が家に迎えてすぐに植え替えました。春先植え替えると根が培養土に馴染むための時間が必要になりスタートが遅れ成長もゆっくりになると思い、昨年植え替えて新しい環境に早めに慣れさせたのです。春からの成長具合を見ているとハーグレイ・ハイブリッドより枝は細いのですが、その代わり枝が何本も出てきました。結局4本位の枝が四方に伸びていました。そしてついに開花した訳ですが、花は中輪で写真で見たほど赤くはありません。どちらかと言うとワインレッドのような落ち着いた色合いです。しかし中心の花芯は黄色でとても目を引きますし花付も良いのです。イメージとしては私が思い浮かべていたものに近いです。後はツルがもっと伸びてくれれればもっと広い面積を覆うことができるのかなと思いますが、それはもっと株が充実してからの話になると思いますので来年以降に期待したいと思います。
花期が長いので色々なバラと共演できる
花は中輪ですがたくさんの花をつけます。一つの花自体の咲いている時間もとても長いのですが、次から次に咲いていきますので全体としても長い間花が咲いてるような感じになります。上の写真のようにうまくバラ達と共演してくれました。上にあるバラがピエール・ドゥ・ロンサールで中段がストロベリー・ヒル、下がクロード・モネ。そして黄色いバラがグラハム・トーマスです。バラとクレマチスの共演をイメージしていたのでこの景色を見た時はうれしかったですね。今ちょうどピエール・ドゥ・ロンサールが終わってしまいツル仕立てにしたストロベリーヒルがポツポツと咲いている状況ですが、マダム・ジュリア・コレボンはまだ花をつけています。マダム・ジュリア・コレボンが咲いてくれているので壁面が寂しくなく助かっています。そしてマダム・ジュリア・コレボンは花期が長いので、次から次へと咲くバラ達と共演できるのが良いところですね。
いろいろな記述を見ると、場合によっては3回も4回も花を楽しめると言う記述もあります。10月まで咲くと言うことなので時間的なことを考えるとやはり3回ぐらいはいけそうな気がします。後は成長に必要な肥料を十分に与えることで元気よく咲いてくれればと思います。
ハーグレイ・ハイブリッドとの共演
ハーグレイ・ハイブリッドとの共演もかないましたが、ちょっと距離が離れていたためにいまひとつな感じでした。とにかく一年目でどのくらい伸びるものかもわからなかったので様子見になってしまいました。もうちょっと重なるようにしていれば素敵な感じになったと思います。ハーグレイ・ハイブリッドの花芯の色とマダムジュリアコレボンの花弁の色が似ているので、花の大きさは違いますが共通の色もありますから統一感もあります。どちらもこの後、花が終わってから切り戻しますので、そこから出てきた枝がうまく重なるように誘引しようと思います。次はハーグレイ・ハイブリッドとの共演です。
我が家の壁面が夏場に寂しくなってしまうためクレマチスを配置しました。この後うまく返り咲いてくれれば壁面の賑わいも保てて作戦成功となるのですが。クレマチスはバラに比べると早く結果が出るのでこれからちょっとクレマチスにはまりそうです。
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