昨年場所が決まらずに放置したため、頂芽優勢が崩れず枝先に花をつけるという情けない姿になってしまった赤いつるバラが咲きました。
昨年はバラのハイシーズンに家の外壁塗装の予定があり、足場を組む関係からバラの大移動をしました。鉢バラなので動かせば済む話なのですが、つるバラだとそう簡単に事は進みません。
- メインスペースに誘引しているつるバラたちをどこに移すのか
- どこをメインスペースとするのか。そこに全てのバラが収まるのか
それを考えながらレイアウトを決めて行くのですが、どうしても赤いつるバラの移転先が見つからなかったのです。他の鉢バラなら空いてるところに置くだけで済むのですが、つるバラとなると誘引しなければならないので、ある程度のスペースが必要となります。
結局この赤いつるバラは家の裏側のフェンス沿いに這わせることになったのですが、なんといっても狭い我が家の敷地。足場ギリギリのところに置かなければならないので、足場を設置するまで誘引することができませんでした。足場を組んでから誘引することにしたのですが…
足場を組んだらなんと、家の裏側のフェンスに近づくことができなくなってしまったのです。近くのリビングの窓から出ようにも、窓はすでにシートで覆われていて外に出ることができません。そんな訳で誘引できなくて放置したためにあんな形になってしまったのです。
そして2020シーズンに向けて、年が明けたらすぐに場所を整理してきちんと誘引しようと決めていました。しかし2019年大晦日に骨折してしまい、1月は会社にも行けずに自宅療養していましたし、2月から会社へ行くようになったといっても痛みで歩くのが精一杯で、庭作業なんて出来る状態ではありませんでした。
結局何もできないまま芽吹いてしまい、作業できるようになった頃には全てのバラがかなり伸びていました。それでも家の前側に誘引しているつるバラはギリギリ剪定しましたが、この赤いつるバラは昨年同様枝先から芽吹いていたので細い枝を切除してからフェンスに誘引しました。
それでもしばらくすると頂芽優勢が崩れた事で、枝の下の方からも芽吹いてきました。当然先端部分とは成長具合が違うので時間差ができましたが、先端の花が終わる頃に下の方に花をつけてくれたので結果オーライです。
それでも咲いてみると家の裏側だと日常的に開花した姿が目に入りません。やはりリビングから見える隣家との境のブロック塀の前に置くのが良いかもしれません。あまり日当たりはよくないのですが、つるバラは強健ですから問題ないと思います。
妻の実家でもう50年も咲き続けているバラですから強さは折り紙付きです。我が家でもこれから長く咲き続けてくれることでしょう。
コメント