アブラハム・ダービーの剪定

やっと庭作業ができるようになったのですが、気温の乱高下もすごく芽吹いたバラもビュンビュン伸びて「早く選定しないとまずいぞ」と思いながらも週末雨だったりうまくいきませんが、まずは小さい鉢植えから剪定をしようと思い、アブラハム・ダービーの剪定をしました。

アブラハム・ダービーが咲きました
先代のアブラハム・ダービーが枯れそうになっていた時にバックアップとして育てた挿し木苗が咲きました。

このアブラハム・ダービーは二代目で挿し木苗です。初代のアブラハム・ダービーはとても強健で日陰でもよく成長し大輪の花を咲かせてくれました。とても強いフルーツ香がありとても素敵なバラなのですが、なぜかシュートが真横にしか伸びませんでした。

写真とか見るとアブラハム・ダービーは太く強く上に伸びています。イメージとしてはグラハム・トーマスと同じようによく伸びるのですが、我が家の初代のアブラハム・ダービーは出てきた芽が全て横に伸びるので支柱などに括り付ける必要がありました。

その枝に大輪の花が咲くわけですから自然と花は下を向いてしまうのです。これが悩みの種でして、何とか上に伸びないものかと強剪定したりもしたのですが何年たっても変化がありませんでした。そんなわけで思い切って初代アブラハム・ダービーに別れを告げ、挿し木した苗を育てました。

もちろん先代のDNAを受け継いでるわけですから基本は同じなんだろうなと思っていたのですが、一昨年あたりから出てきた芽が力強くまっすぐ伸びてくるようになったのです。上にある昨年の開花の記事の写真でもわかるのですが、花が真上を向いて咲いています。そんなことは先代のアブラハム・ダービーではありえませんでした。

剪定したアブラハムダービー

そんなアブラハム・ダービーですが、昨年の伸び切ったままの姿で今年早めに剪定しようと思っていたのですが、ご存じの通り昨年末に骨折してしまい庭作業ができずにいました。しかもかなりの暖冬で例年よりだいぶ早く芽吹き、3月に入り気温がだいぶ高くなってくるとビュンビュン伸びてきて焦らずにはいられませんでした。

とにかく力強く大きくなってほしいので太い枝から力強い芽が出ることを期待して強めに剪定しました。挿し木苗ですからどうしても成長はゆっくりなので接ぎ木苗のようなスピードでは大きくなりません。

これは考え方次第ですが大きくなるシュラブのバラを鉢植えで育てるとどうしても頭でっかちになてしまい風が吹けば倒れてしまいますし、すぐに根詰まりしてしまいます。しかし挿し木苗で育てるとその成長もゆっくりですしそんなに大きくなりません。当然花数も少なくなりますしボリュームもなくなるので写真で見たような迫力はなくなりますが、管理のしやすさという面ではありかなと思います。特に我が家のような狭い庭に大きめのシュラブのバラを置くとものすごいことになってしまいますから、小さく育てて他のシュラブとバランスをとるのも良いと思っています。

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