今年9月の話なのですが、我が家の庭にある山茶花の木の葉裏にビッシリと寄生している、チャドクガの幼虫(毛虫)を駆除しました。
我が家には今の場所に越してきたときに親戚から頂いた山茶花の木があります。山茶花には毎年のようにチャドクガの幼虫が葉の裏にビッシリとついて見た目も気持ち悪いので見つけたら速攻で駆除するのですが、今年はなかなか駆除できず幼虫がだいぶ大きくなってきたところで駆除しました(汗)。尚、チャドクガの幼虫の写真は自主規制しています。
チャドクガとは
チャドクガは日本の代表的な毒蛾で0.1mmほどの毒針毛をもち、その毒針毛が皮膚に触れると炎症をおこして痒くなります。 チャドクガの幼虫は4月から10月にかけて年2回発生し、ツバキや山茶花などのツバキ科の植物の葉を食べます。そして葉の裏に数十匹が並んで葉を食べているのですが、その光景はとても気味が悪いです。
飛散する毒針毛に要注意
チャドクガの幼虫(毛虫)の毛に毒はないのですが、それ以外に毒針毛というのがあります。この毒針毛は一匹に50〜600万本あると言われ、さらにとても抜けやすいようです。「毛虫に刺された」と言いますが、この毒針毛は抜けやすいので木の下を通ったり風下側にいると飛散した毒針毛の被害にあいますので注意が必要です。
そう言えば今年は腕のあちこちがポツリと赤く腫れ、激しいかゆみが一週間ほど続くことがありました。てっきりダニに刺されたのかなと思っていて、それにしてもチョイチョイ刺されるので「こんなにダニがいるの?」と思ったのですが、よく見るとダニに食われた特徴である二ヶ所の跡がありません。そのポツポツも朝起きた時にできているわけではなく、いつも通勤途中から会社で痒くなり見ると赤く腫れていました。
そうです。これは間違いなくチャドクガの毒針毛にやられたのです。朝、バラに水やりをするのですが、そのときに半袖で山茶花の木の前を通ります。さらに今年事情があってバラを一鉢、山茶花の脇に置きましたので、山茶花のそばにいる時間が多くなりました。考えてみれば昨年まではそんなに痒くなることがなかったのですが、今年はちょっと多くなっています。一度針が刺さると体に抗体ができ、2回目以降アレルギー反応を示すことがあるようですので、これからは対策を考えなければなりません。
毒針毛は非常に細く夏服などは繊維の隙間から入り込むこともあるので、これからは大げさかもしれませんが肘まであるガーデニンググローブをした方が良いかもしれません。なにより痒みが一週間くらい長く続くのでとても辛いですから。
チャドクガの幼虫の駆除にはハチアブマグナムジェット
そしてチャドクガの幼虫の駆除方法ですが、小さい幼虫は葉の裏に固まっていますので気が付きにくいのですが、見つけたらその葉ごと、いや危険なのでその枝ごと切除するのが一番です。我が家も時間があれば枝ごと切り落とし、袋に入れてから殺虫剤をかけています。しかしツバキ科の植物は結構葉が密集していますし、手の届かない高いところにいる場合もあります。そんな時はハチアブマグナムジェット蜂駆除スプレーを使います。これは高いところにある蜂の巣を駆除するためのジェット噴射タイプの物なので、5m先でも強力な噴射力で確実に薬剤が届きます。
ハチアブマグナムジェット蜂駆除スプレーの適用害虫は
- アシナガバチ
- クマバチ
- ミツバチ
- アブ
- ブユ
- クモ
- ケムシ
- ムカデ
- カメムシ
なのでチャドクガの幼虫も大丈夫ですが、スズメバチには使えませんので気をつけてください。
まるで武器のような噴射量
このハチアブマグナムジェット蜂駆除スプレーは本体にハンドルとレバーがついていて、そのハンドルを起こしてバズーカ砲のように握って噴射します。蜂の巣駆除用ですから高いところに届くようにまるで兵器のようなものすごい勢いで薬剤が噴射されますので、近くに人がいないか良く確認して使用してください。
このスプレーをかけるとチャドクガの幼虫はポロポロと落ちてきますので、木から離れて噴射してください。中には糸を履いて下に下がってくるのもいます。これも薬が効いてるからだと思っていたのですが、チャドクガの幼虫は驚くと糸を吐き出しながら下へ逃げるようなので、薬の効果ではなく逃げていたようです。チャドクガの幼虫が庭に落ちるのが嫌だという方は、予めチャドクガの幼虫が寄生している葉の下の方に袋を用意し、幼虫が袋の中に落ちるようにした方が良いと思います。
いつもは春先に枝を剪定するのですが、今年はやっていませんでしたから枝が伸び放題で、壁を越えて隣家の方にも張り出しています。11月ともなるとすでに蕾も膨らんできていますが、後のことを考えて隣家に張り出している枝は後で切らなければいけません。かなり上にも伸びているので高枝バサミがないので切るのは大変ですが、近々切ろうと思っています。
コメント