つるバラのピエール・ドゥ・ロンサールの角鉢に白いキノコが大量発生しました。
毎年秋になり雨の日が続いたりすると小さなキノコが生えて来ます。ですからキノコが生えること自体には驚かないのですが、これだけ存在感のある大きな白いキノコが生えるとビックリします。
アケボノサクラシメジ?
この白いキノコ、後で調べてみるとどうやら「アケボノサクラシメジ」というキノコっぽいです。
検索して色々な写真を見たのですが、このサイトの写真が今回ピエールの植木鉢に生えた白いキノコに一番近いと思います。私が撮った写真では傘の中心が茶色っぽく見えますが、実際はサイトの説明と同じように薄紅色をしているのでたぶん間違いないと思います。そしてアケボノサクラシメジは食べることができるようですが、もちろん食べません。やはりキノコの種類は私たち素人にはわかりません。結構似ているものが多いですし、私がネットで見たキノコがこの世に存在するすべてのキノコではありませんからね。
わずか1日で急成長
そもそも事の発端は日曜の午後、外に出た妻が「キャッ!」ていう小さな悲鳴をあげたのです。そして慌てて家に入って来て「キノコ、キノコ」と連呼しました。私が「あ、昨日小さいのあったからね、それかな」と言ったのですが「すごい大きいのが!」と言うのです。
前日の土曜日は朝から外出して昼過ぎに帰って来たのですが、その時は何も変わったことはありませんでした。ピエールの鉢に小さなキノコが1つあるだけです。まさか1日でそんなに大きくなるわけもないだろうし、なんだろうと思い外に出てみました。
「なんじゃこりゃ!」と私の中の松田優作が声をあげました(古すぎ)。そして思わず問いかけました。「えーとキノコ君、確か昨日小さい子が一人だったよね?1日でこんなになるの?」何度目をこすってみても、ピエールを植えている40cmの角鉢の表面をほとんど覆ってしまっています。何という繁殖力(成長力?)でしょう。わずか1日でこんな状況になってしまうのです。ここのところ午後は雷雨で気温も低く湿度も高くてキノコが育つには最高の環境が再現されてしまってのでしょうね。まさにキノコ狩りしてくれって感じです。しませんが。
キノコの後処理
そしてキノコを抜いて(キノコ狩り?)白くなったバークチップを取り除いてみると、なんと鉢土の表面が真っ白になっていました。あまりの衝撃に写真を撮るのも忘れ、白くなった土を移植ゴテで取り除きましたが、深さにすれば2~3cmくらい土を取り除いたでしょうか。そして減ったところに赤玉土を入れて、暫く様子を見てみようと思います。しかし植木鉢にこんなに大きなキノコが生えたのが驚きです。
白いキノコが生えた原因は大地肥か
では何故キノコが生えてきたのか。恐らく植え替えた時に使用したバイオゴールド大地肥にキノコ菌が入っていたのだと思います。
バイオゴールド大地肥
このピエール・ドゥ・ロンサールは生育が悪くどうしようかと悩んでいた時にバイオゴールド大地肥のモニターに当選し、そして昨年末に大地肥を入れた用土に植え替えました。このバイオゴールド大地肥というのは、バイオゴールドの腐葉土と牛糞、それにクラシック元肥を混ぜ合わせたものです。
「大地肥」に使われている腐葉土や牛ふんは、極めて自然に近い環境で長期熟成されているので、庭の土に馴染みやすい天然有効菌が豊富。
引用元バイオゴールドクラシック熟成 大地肥/株式会社タクト
とあります。腐葉土に使用されるのは広葉樹の葉ですから、自然に近い環境と言う事は広葉樹林のような環境だと思います。そしてキノコというのは広葉樹林に生えていますからこの大地肥にキノコの菌が入っていたのだと思われます。そこにキノコが生える条件が整ったのでキノコが生えてきたのだと思います。そのキノコが生える条件とは
- 水分が多い
- 日当たりが悪い
- 有機物がある
この三つです。おそらくこのピエール・ドゥ・ロンサールの鉢は毎日の水やりによって水分過多になっていたのでしょう。そして鉢は日当たりの良いところに置いてあるのですが、コガネムシ対策としてバークチップを敷き詰めていますのでキノコ菌がある土の表面には日が当たらないのです。さらに腐葉土が入っていますから有機物はいっぱいあります。そして最近雷雨が多く気温もそんなに高くなかったのでキノコ菌が目覚めてしまったのでしょう。
ラ・ローズ・ドゥ・モリナールの鉢にもキノコ
そして数日後。ピエール・ドゥ・ロンサールの鉢の近くに置いてあったラ・ローズ・ドゥ・モリナールの鉢にも大きなキノコが1つ生えていました。
台風も来たりしていたので気が付くのが遅かったので発見したときは全体的に茶色っぽくなっていましたが、恐らくピエール・ドゥ・ロンサールの鉢に生えていたキノコと同じだと思います。こちらもキノコは抜きましたが鉢土などの処理はこれからです。
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