植え替えは毎年必要か
さて、今回はオールドローズのヴァリエガータ・ディ・ボローニャを植え替えました。我が家にあるオールドローズはブルボンローズだけです。なぜか魅かれるんですよね。まだまだ欲しい品種もあるのですが。

誘引したヴァリエガータ・ディ・ボローニャ
それでは植え替えの手順を確認しておきましょう。
植え替えの手順
- 用土を準備する
- 棘でケガしないように予め枝を少しカットする
- 鉢から取り出す
- 根鉢を崩す
- 根の状態をチェックし根をカットする
- 鉢底炭を敷き用土を少し入れて高さを調整する
- 用土を入れる
- 隙間なく入れたらたっぷりと水を与える
- 枝を選定し、マルチングして終了
各項目の説明は、この前植え替えたラ・ローズ・ドゥ・モリナールの記事に出ていますのでそちらをご覧ください。

そして用土類はラ・ローズ・ドゥ・モリナールの植え替えと同じものを使用しました。
鉢バラのための培養土
何度も登場しています私のお勧めする培養土です。小粒の壊れにくい硬質赤玉土を使用しています。
鉢バラのための培養土 18L/3袋セット バラの土【バラ 培養土】[薔薇の土 培養土]【花 培養土】
バイオゴールド大地肥
昨年、モニターに当選しました。メインのピエール・ドゥ・ロンサールの植え替えに使用しましたが、まだまだ余っていますので他のバラの植え替えにも積極的に使用しています。鉢バラのための培養土に約30%混ぜて使用しています。
バイオゴールドクラシック熟成 大地肥
鉢底炭
鉢底石のかわりに使用します。軽いだけではなく多孔質なので微生物も住み着きやすくなり、さらに水も浄化します。
創和リサイクル 鉢底炭 12L
クリプトモス
植え替え後、用土の表面に杉の皮から生まれたクリプトモスを多めに敷き詰めれば害虫対策と防寒対策になります。
杉の樹皮から生まれた天然の培養資材【クリプトモス】 20L〔バラ マルチング〕
今までで一番の成長
ラ・ローズ・ドゥ・モリナールと同様に土がフカフカで簡単に落とすことができました。もちろん根もたくさんありましたが、すこしサークリングしていました。5月の開花時期の花付きは今ひとつでしたが、花が終わってからの成長は過去最高でした。やはり3mほどのベーサルシュートがでましたし、シュートも伸びました。それまではシュートは出ないし、伸びても1mほどで、結構細かったのです。「来年あまり良い花は咲かないだろうな」と思ってしまうくらいのシュートでした。もともとあまり大きな花ではないので、花数が少ないと見栄えがしません。なんかスカスカな感じがして。しかし今年は長くて太い。花数もそうですが、今までより大きな花が咲くのではないかと密かに期待しています。でも鉢植えですから大きくはならないかな。ま、花数が増えるだけでもOKです。とにかく今シーズンは期待できそうです。
しかしネキリムシが・・・
土を落としていると、結構な数のネキリムシがいました。と言っても全然小さかったのでまだ被害はありません。おそらく秋に産み付けられたのでしょう。もし今年植え替えをしなかったら、大変なことになっていたでしょうね。せっかくこんなに成長してくれたのに、根を食われて元気が無くなって楽しめなくなるところでした。一季咲きのバラはピークの時に晴れ姿を見ることができないと、1年待たなければならなりませんからショックも物凄く大きくなります。
害虫の侵入を防げ
こういう光景を見てしまうと確認の意味でも毎年植え替えないといけないと思うのですが、一番寒い時期に行う訳ですから体への負担は大きいです。年々厳しくなっていきますし。鉢の中の状態が良ければ2年に一度でも良いわけですから、マルチングを厚くするなど害虫が入らないように工夫しなければいけません。昨年はちょっとマルチングが薄かったのかもしれません。考えてみれば、根鉢を崩す時に土が簡単に落とせるほど土が良い状態というのはそれだけ微生物がたくさん住み着いていると言うことです。そして根詰まりもいていないのなら、その最高の環境を壊して新たに一から環境を作り直す必要は無いと思うのです。土の表面に堆肥や元肥などを混ぜてあげれば良いのではないでしょうか。とは言っても中の状態は鉢から抜いてみないとわからないんですけどね。でも一年を通しての成長を見ればわかるような気がします。そうなるとやはりコガネムシなどにやられないようにすることが重要ですね。
さあ、ヴァリエガータ・ディ・ボローニャの植え替えが終わりました。クリプトモスを敷いて枝を誘引します。古い枝を思い切ってカットできました。今まではベーサルシュートが出なかったので切れませんでしたから。そして今回は長い枝があるのでいい感じに誘引出来ました。これでたくさん花がついてくれたら最高ですね。
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