2017年を総括する
新しい年を迎え、皆さん植え替えを始めていることと思います。我が家でもボチボチ始めました。今年はどんな景色になるのか楽しみです。さて、今年の栽培方針を決めるためにも2017年の我が家のバラ達の成長をランキングで振り返ってみようと思います。
開花ランキング
- スパニッシュ・ビューティー 5/5
- ピエール・ドゥ・ロンサール 5/6
- マダム・ピエール・オジェ 5/7
- 赤バラ 5/12
- マダム・イザーク・ペレール 5/14
- マダム・イザーク・ペレール2号 5/14
- ストロベリー・ヒル 5/16
- グラハム・トーマス 5/16
- ヴァリエガータ・ディ・ボローニャ 5/19
- ジュビリー・セレブレーション 5/20
- ピエール・ドゥ・ロンサール2号 5/21
- ラ・ローズ・ドゥ・モリナール 5/24
- アブラハム・ダービー2号 6/10
右側の日付は開花日です。①②③位までは毎年同じメンバーです。いわゆる「早咲き」と呼ばれるタイプですね。ちょっとしたことで順位が変わります。ですが、毎年気温が高くなっているせいか、開花が早くなっています。以前でしたらゴールデンウィークに開花は間に合わなかったのですが、昨年はゴールデンウィークに咲いてくれたので十分花を楽しむことが出来ました。①②は玄関脇の壁面に誘引しているので、いきなりメインスペースが賑やかになります。開花日が同じバラは、早く開いた方が上の順位になっています。
④~⑧位は一般的な開花時期の品種だと思います。上の品種にある「2号」というのはスペアとして挿し木してそれが育ったものですが、まだ小さくて幼い苗ですのであまり咲かすことができません。玄関脇のつるバラが終わった後は、⑦⑧が引き継いでくれます。どちらも四季咲きですので花が途切れることはないのですが、昨年は花が少なく寂しかったような気がします。
⑨~⑫は遅咲きになるのでしょうか。我が家では遅咲きに入れています。但し、⑪は早咲きの品種ですが、まだ小さくて昨年は咲くとは思っていなかったので除外します。そして⑬も普通ならもっと早く咲くのですが、私の不注意でせっかくついた蕾を落としてしまったのです。ですからこれは二番花のようなものです。
ここからはいくつかのTOP3を紹介します。
美しい花姿ランキング
- ジュビリー・セレブレーション
- マダム・イザーク・ペレール
- クロード・モネ
①は間違いないです。新苗状態で本当に小さいのですが、花は一人前の苗と同じくらい大きくて綺麗でフルーツ香を振り撒いています。花首が細くて俯いて咲くので大きくなった時の姿は素晴らしいです。おすすめの品種です。
②私の大好きなバラで、本来なら1位でもおかしくないのですが、今年は花数が多くなく雨などで結構痛んだりしていいたので2位になりました。しかしポテンシャルからすれば毎年1位でもおかしくありません。ゴージャスな花姿、思わず振り返ってしまうような香り、すべてにおいてレベルが高いです。一季咲きなのが残念です。
③今年のニューフェイスです。新苗を夏に迎えて大きな花はたった一輪しか咲かなかったのですが、それがまた見事な花でした。カタログの写真などに比べるとちょっと違った感じですが、それでも素晴らしい花でした。来年どんなことになるのかとても楽しみです。
成長ランキング
- スパニッシュ・ビューティー
- ストロベリー・ヒル
- マダム・ピエール・オジェ
①やっと株が充実してきたのか角鉢に鉢増ししたのが良かったのか、ここ何年かの沈黙を破り5本以上のシュートが発生しました。数だけではなく、サイズもです。出ればすべて2メートル級。長い物は3メートル越えです。びっくりしました。その分今年は期待しちゃいます。
②これもビュンビュン伸びました。軽く2メートルを超えるシュートも出たのでつるバラ状態です。ですが四季咲きのわりには二番花以降あまり咲きませんでした。調べると連続開花性に優れるとのことだったのですが。ちょっと残念でした。これも株が充実すればその連続開花が見られるのではないかと期待しています。
③開花自体は例年より少なかったのでがっかりしました。やっぱり何年も植え替えしてないから仕方ないのかなと思っていたのですが、7月にベーサルシュートが発生し3メートル程に伸びました。そのベーサルシュートの下の方からさらにシュートが秋に出てきました。お待たせっ!って感じです。太さがあるので今年は期待大です。
個人的満足度ランキング
- ラ・ローズ・ドゥ・モリナール
- ジュビリー・セレブレーション
- スパニッシュ・ビューティー
①は圧倒的大差です。香水会社のイメージローズと言うだけのことはあります。とても素敵な香りを振り撒きます。ただ、綺麗な花姿をなかなか見せてはくれません。しかし特筆すべきはその強健さ。虫に葉を食われようが黒星病が蔓延しようがお構いなしに成長し咲き続けます。5月の開花から11月まで毎月開花するんですよ!ほかのバラがなかなか返り咲かなくて庭が寂しい時でも、モリナールだけは咲いているという。ただ、恐ろしく成長するので我が家では剪定する時は強剪定です。一度弱剪定したら、その年大変なことになりました。伸びすぎです。しかも枝は固いしトゲは大きいですから引っかかったら大変です。
②これもバックアップ用の挿し木です。まだ新苗状態です。小さいです。にもかかわらず咲かせてしまったためにあまり大きくなっていません。やはり大きくならない品種は成長速度が遅いですね。グラハム・トーマスなどはすぐに大きくなりましたし。そんな小さいくせに本当に大きくてきれいな花を咲かせるのです。ちなみに1号は枯れてしまいました。
③これは前に書きましたが、沈黙を破って急成長し2018年に大きく希望を持たせてくれたからです。とてもいい香りのするつるバラですし、大きく成長したことで2018年の花数が増えたらさぞ良い気分だろうなと。
ここではちょっと期待外れだったバラ達のワースト3です。
残念ランキング
- ストロベリー・ヒル
- ピエール・ドゥ・ロンサール
- マダム・イザーク・ペレール
①花数ですかね。一番花はいいんです。二番花以降がちょっと…。特に三番花はかなりお寒い感じでした。期待していただけに残念です。
②やはりベーサルシュートが発生しないので主枝の更新ができなくて年々花数が減っていることです。やはり我が家のメインスペースにあるバラですから、ちょっと残念です。
③これも②と同じですね。何といってもこのバラが一番好きなのですよ。豪華で素敵な香り。とても艶やかで華があるんです。それだけにあまり咲かないとちょっと…。
MVPは?
さて、2017年私たちを楽しませてくれたバラ達。栄えあるMVPは?
ラ・ローズ・ドゥ・モリナール!
満場一致で決まりました。おめでとうございます。・・・私一人で選んだのですが。
新しい仲間
- クロード・モネ
- ラ・パリジェンヌ
- ペッシュ・ボンボン
そして2018年、昨年以上の花を咲かせるために植え替えをして日々の世話をしていくのですが、彩りを添えるという意味で新しい仲間を昨年迎えました。デルバールの3姫です。彩りと言う意味では3姫とも絞りの入るバラでちょっと派手目のバラです。ピンク、白、クリーム、黄色、オレンジ。一言では言い表せませんがとても綺麗な色です。そして素敵な香りもあります。MVPを獲得したラ・ローズ・ドゥ・モリナールと同じデルバールのバラですから、強健なのは間違いありません。どんな成長で楽しませてくれるのか、今からとても楽しみです。
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