台風18号接近
大型の台風18号が九州にゆっくりと近づいています。九州接近後は思いっきり東に向きを変え日本列島を縦断するようです。
厄介者
バラを育てている者にとって台風が上陸するというのは毎年のこととはいえとても厄介です。風雨によってバラの枝が折れたり鉢が倒れたりいろいろな危険があります。特にこの時期ベーサルシュートやシュートが来年に向けてすでに随分と伸びています。せっかく折らずに害虫を駆除しながら伸ばしたシュートを台風で失う訳にはいきません。
うれしい悲鳴
我が家では家の前の壁面につるバラのピエール・ドゥ・ロンサールとスパニッシュビューティー、イングリッシュローズのつるバラと言って良いストロベリー・ヒルを誘引しています。ピエール・ドゥ・ロンサールはあまり元気ではなくベーサルシュートも出ていませんので何の心配もありません。しかしスパニッシュ・ビューティーは我が家に来てから一番の伸びで、長いシュートが5本以上出ています。昨年まではせいぜい1本でそんなに長くなりませんでした。それが今年は写真のような感じで大変なことになっています。今年は心を入れ替えて水切れしないように管理したからなのでしょうか。たまたま3年目で株が充実したからでしょうか。うれしい悲鳴状態です。せっかくここまで伸びたのですからなんとか無事に乗り切ってもらいたいですよね。
台風対策
そこで台風対策となるわけですが基本的に伸びたシュートは何かに固定し鉢物は強風で倒れないようにします。地上部が大きいと強風で煽られて簡単に倒れます。特に鉢の下の方が丸くなっている鉢は簡単に倒れますので要注意です。出来れば周りに安定した形状の鉢植えを置いて固定します。鉢を単独で置くのではなく3鉢ぐらい固めておくのも効果的です。
壁面のバラ
まず壁面に誘引したバラから。正直なところ伸びすぎです。壁面には固定できるような丈夫なものはありません(涙)。すべて鉢植えで支柱を立てています。これ以上長い支柱はありませんんしあったとしても鉢に刺したのでは長すぎて不安定です。とりあえず支柱の一番上でもう一度固定します。あとは纏めて括り、壁面で枝が太く一番安定しているピエール・ドゥ・ロンサールに括り付けます。これしか手の施しようがありません。
家の脇のバラ
こちらは雨どいなど固定できるものがあるので特に問題はありません。マダム・ピエール・オジェはよく伸びてベーサルシュートも2本出ています。すべて雨どいに固定です。マダム・イザーク・ペレールはつるバラほどは伸びないので支柱に固定すれば十分です。
若いバラ
今年新苗でデルバールの三姫を迎えました。秋剪定もして随分と大きくなりましたがまだ枝が細いので風で煽られても大丈夫なように支柱を立てて固定します。秋の花を楽しむ前に枝が折れてしまっては元も子もないですからね。
それとペッシュ・ボンボンは秋剪定をしていませんのでひょろひょろとしています。長い支柱を立てて固定しました。あとは挿し木で育てている小さい鉢植えのバラたち。鉢を寄せて固定します。
台風がそれてくれれば良いのですが、なるべくバラ以外にも被害が出ませんように。
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