我が家のチュウレンジハバチ対策
チュウレンジハバチとは
毎年バラのシーズンを通して悩まされるのがチュウレンジハバチの幼虫によるバラの葉の食害です。何か有効な対策を施さなければなりませんので色々と調べてみました。チュウレンジハバチとはハバチ科の虫ですが、毒針を持っていません。また、人を刺したりもしません。体調は約2cmで全体が黒いのですがお腹だけオレンジ色なのですぐにわかります。俊敏性も全くなく、フワフワと飛んでくる感じで葉にとまれば簡単に捕まえることが出来ます。そしてバラにとまると若い柔らかい茎にお尻の針を刺して卵を産み付けます。ふと思ったのですが、普通虫って蜜を吸ったり花粉を食べたり何かして最終的に産卵すると思うんですけどチュウレンジハバチは普段どこで何をしてるのですかね?バラに来る時は産卵しにくる訳で、それしか見ていないのでちょっと不思議に思ったんですけど。
…横道にそれました。
チュウレンジハバチを放置すると
茎に産卵するとそこには黒い細い線の跡がつきます。そして暫くすると孵化しそこが裂け、幼虫が葉に移動し葉を外側からバリバリ食べていきます。幼虫も最初はすごく小さくて見つけられません。ある程度大きくなって葉の縁にへばり付いている姿を目撃して気が付きます。または幼虫がいる葉の下の方の葉に黒いフンがパラパラと付いているのに気がついてから発見となります。幼虫は頭が黒いので見ればすぐにわかります。気づかずにいるとその葉は食べられ太い葉脈だけになり、幼虫も他の葉に移動しさらに食い荒らし、いくつもの葉が葉脈だけという無残な姿になります。その頃には2cmぐらいのだいぶ立派な姿になります。
チュウレンジハバチの対策
休みの日にバラの手入れをしていると、チュウレンジハバチが何匹も飛んできます。1時間に3匹位は軽く捕殺しています。孵化した後の茎の傷とか見た目も良くないので出来れば予防したいのですが、一日中監視しているわけにはいきません。平日などはノーマークで産み付けられてしまうので、対策としては早期発見・地道に対応となります。
孵化の対策
- 動きが緩慢なので飛来してきたら捕殺
- 産卵していても捕殺
- 産卵跡を見つけたら爪楊枝や針など先の細い物で掻き出す
幼虫の対策
- 捕殺
- 薬剤散布
我が家の対策
- 作業中にチュウレンジハバチが飛来して来たら追跡し着陸後捕殺する。
- 産卵中の場合、ハンドスプレーで薬剤噴射し弱らせてから箸などで一気に落とし、踏み潰す。
- 産卵跡を見つけたら爪楊枝など先の細い物で掻き出す。
- チュウレンジハバチの幼虫を見つけたら箸で捕まえて空き瓶に入れ、最後にまとめて薬剤噴射。ベニカDXスプレー。
2について、気をつけなければいけないのは、薬剤噴射しないでチュウレンジハバチを落とすとそのまま飛んで行ってしまいます。必ず薬剤で弱らせてからにしてください。また、箸で挟んで針を抜こうとしても抜けません。無理にやると胴体が真っ二つに。お気をつけください。
3について、チュウレンジハバチはとにかく柔らかい茎に産み付けるので、掻き出し作業中に茎が折れてしまうことが多々あります。たいていはその先に蕾がついていたりしますので、細心の注意を払って下さい。私は何度も泣きました。
4について、チュウレンジハバチの幼虫が小さすぎて取れない場合はその葉だけ切ってそのまま瓶に入れてそこに薬剤を噴射して下さい。薬剤を使用するにしても瓶の中に噴射するので薬剤を周囲に撒き散らすこともありませんし、何よりバラに直接かかりませんから減農薬になります。
まとめ
チュウレンジハバチ対策の基本は捕殺です。毎日水やりの時に観察して下さい。早期発見・地道に対応がチュウレンジハバチ対策の肝となります。
コメント